税金

ICカードリーダー買ってe-taxで確定申告したよ!

e-taxで確定申告したよ!

職場の関係で、マイナンバーカードを作らせられるという理不尽な事件があったわけですが、せっかくなので、確定申告に使おうということにしました。

確定申告とは

確定申告は、

  • 確定申告は、2ヶ所以上から給料を貰っている場合
  • 給与以外に収入があり、納税する必要がある場合
  • 各種控除(税金をまけてもらえる制度)を受けるため

などの場合にしなければなりません。

税金を返してくれる(還付される)時ならばまだいいのですが、あちこちからお金を貰っていると大抵は追加で税金を払わねばならないので、非常にやる気が起きません。

確定申告する個人的事情

その昔、分譲マンションを購入

もう少し若い頃、分譲マンションを買う機会があり、「そのうち結婚するんだろうな」とか根拠なく思っていたので3LDKのファミリータイプを35年ローンを払って購入しました。

しかし

住宅ローンは、大体、年収の25%位の返済額で返せる額を借りることができます。例えば年収700万円だと175万円位ですね。
この年収という奴がくせ者で、年収700万円位の人の手取りは色々引かれて600万円かそこらです。そこから175万円引かれると425万円ですよね。
さらに、大体マンションの修繕積立金と管理費で合わせて最初は月1万円ちょい位(建物が古くなると修繕積立金が上がりますが)。
固定資産税・都市計画税が当初数年は減免がありますが月1万円位。
さらに、賃貸住宅に住んでいた頃は職場から住宅手当が出ていましたが、持ち家だとありません。
とかいう感じで、色々ボコボコお金が出ていく一方です。うぐぅ。

そしてある日転勤に

そして、10年ほど経った時に転勤で地方勤務になりました。
1人暮らしで引っ越して空き家にしても仕方ないので、銀行と住宅金融公庫に届けを出して、2年経ったら退去して貰うという条件の定期借家契約で不動産業者経由で貸し出すことにしました。
地方勤務の間は地元の社宅に安く入居でき、ローン支払額ほどではないですがマンションからの家賃収入もあって、一気に生活が楽になりました。

さらに2年経過

それで2年経って「またローン地獄に戻るのか…」とぐんにょりしていたところ、本社の上司から電話がかかってきて「都合により別な地方に行ってくれ」という連絡が。
東京に戻れないのは残念ですが、ローン地獄からまたしばらく離れられるのは助かります。
その地方勤務の間にかなり繰り上げ返済して、銀行ローンは完済して、公庫のローンだけにしました。
その間に、マンションに住んでいた方が「できたらずっと住みたいんだけど」というお話。
なんつーか、一向に結婚しそうな気配も無いし、というわけで、なんとかなるだろうと見切って、通常の借家契約に切り替えました。

家賃収入があるので確定申告

結局、その間、家賃収入があるので、確定申告をずっとしていました。
さらに、転勤から東京勤務に戻ってきた後も、中小企業金融措置法という法律ができて、住宅支援機構(旧住宅金融公庫)のローンがある住宅を他に貸す時に理由を問わないという制度に変わったので、そのまま貸したままにしています。

これまでの確定申告

これまでの確定申告は、国税庁のサイトで申告書を作り、それを税務署の休日開庁日に直接税務署まで持っていってました。
確定申告書作成コーナー

郵送で送ったりしてもいいのですが、収入証明に提出する源泉徴収票の代わりに確定申告書の写しがあると楽だったりして、自転車で税務署に行けばいいのでまあいいかという感じです。
税務署の窓口にはすごく大量の人が並んでいますが、あれは確定申告書の書き方がわからない人が税務署の職員に教えて貰うための順番待ちの行列で、単に提出するだけなら、すぐ写しにスタンプを押して返してくれます。

e-taxのやり方

必要なもの

まず、必要なものは、

  1. マイナンバーカード(電子署名用電子証明書入り)
  2. ICカードリーダー

の2点です。

マイナンバーカード

マイナンバーカードは、先程の通り、職場から作れと言われて作ったので、もうあります。

ICカードリーダー

ICカードリーダーは、以下のページあたりに対応機種のリストがあります。
対応ICカードリーダー

その中で俺はサンワサプライのADR-MNICUBKというタイプのものを購入しました。安いやつは2000円ちょいであまり値段が変わりません。

届いたICカードリーダーとマイナンバーカード

接続してカードを挿した

確定申告書の作成

確定申告書の作り方はネットや本などで色々あると思いますので、省略しますが、もしフリーの仕事をしているなどして、色々集計が必要な場合は、Excelなどで計算するのもいいのですが、法律が変わって簡単な方の白色申告でも帳簿の備え付け(電子帳簿でも可)が必要ですので、この際用意してはいかがでしょうか。

やよいの白色申告オンライン(無料版)

やよいの白色申告オンラインの「フリープラン」なら無料です。問い合わせ窓口が設定されているベーシックプランはお金がかかるようですが、いつでも切り替えられますので、とりあえず無料のフリープランでやってみてもいいかと思います。

俺も実は昨年やよいの白色申告オンラインに無料登録したのですが、慣れているExcelでの集計の方がやりやすいかなと思ってそのまま放置していましたが、今年はe-taxの電子申告と帳簿整備があるので、やよいの白色申告オンラインで入力しました。

入力が完了すれば、確定申告書のデータができます。

利用者識別番号をゲット

まず、e-taxの開始届け出をする必要があります。
ここらで、さっくりできますので、しましょう。だらだらっと長い番号と、自分で設定したパスワードが入ったファイルができます。
利用者識別番号取得

e-taxソフトウェア

e-taxソフトはここらからダウンロードできます。
e-taxソフト

あとは、さっき確定申告書データを読み込みます。

問題はその後

入力した確定申告書データに電子署名をして送信するだけなのですが、電子署名を入れようとしたがJPKI利用者ソフトというのが必要と出て来る。まだ、そんなのあんのかよー。

調べたら先にインストールしといた方がいいらしい。そんなの書いてねーじゃん。どうやら、自治体が発行したマイナンバーカードにはここの電子証明書が入っているらしいのだが、他にも電子証明書を発行している団体が一杯あるので、ひいきできないらしい。なんだかなー。
公的個人認証サービスソフト

このソフトの電子署名というボタンを押しても別に署名できる様子が無い。かといって、e-taxソフトの電子署名のボタンを押しても、できないと出てくるうぐう。はまった…。

1時間以上、ネットで色々調べたが、どうやってもちゃんとできてるなー。どうすりゃいいんだ…。

でも、あきらめて、全部ソフト終了して、ICカードリーダーとかカード引っこ抜いてやりなおしたら、e-taxソフトの方で電子署名できたわ…。なんだよ、クソが…。(←かなり追い詰められてたので勘弁して下さい)

e-tax電子申告完了

そんなわけで、最後、やり方は合ってたけど、ソフトの起動かなんか順番が合って無くて電子署名できなかっただけだったということで、無事に送信できました。これで電子証明書が切れる5年後までは自宅で電子申告できるわー。
良かった良かった。