私は以前はアマゾン派だったのですが、現在は楽天派に変わりました。
それまで楽天で購入することはあまりなかったのですが、それは楽天だと宅配で荷物を受け取るのに色々問題があったせいです。
しかし、色々な工夫で何とかなります。
今回はその工夫について説明します。
現代人は自宅を不在にしがち
一昔前は、専業の主婦のみならず、上の世代のおじいさんやおばあさんが家にいる時間が長い家庭が多かったため、小包や宅配などの受け取りに苦労するようなことはあまりありませんでした。
しかし、現代では1人暮らしで働いている人だけではなく、夫婦であっても共働きが普通で日中は誰も自宅にいないことが多くなっています。
また、夜もいつ自宅に帰れるかわからない、それが平日だけでなく、仕事の休みが不定期であったり、平日できないことを休日にするために外出していたりしがちで、いつ在宅しているか予想も付かないことも多々あります。
そんなわけで、通信販売で品物を購入する時に、一番問題となるのは宅配でどうやって品物を受け取るかです。
Amazonの荷物受け取りのメリット
Amazonのメリットとしては、
- 送料が無料で早く到着する
- 配送業者がヤマト運輸の場合が多くサービスが良い
が大きく挙げられます。
送料が無料で早く到着する
Amazonでは、戦略上Amazon Prime会員を年3900円(2019年4月12日から4900円に値上げ)で募集していました。
Amazon Prime会員になると、
- お急ぎ便、日時指定便が無料で使い放題ということで、Amazonの倉庫からの出荷であれば当日や翌日出荷でとにかく早く到着
- Amazon Prime Videoでビデオが見放題
- Amazon Prime Readingで電子書籍が使い放題
- Amazonマスターカードでポイントを付与
など、メリットが多く、加入している人が多いです。
そうすると、とにかく何も考えなくても荷物が早く到着します。
配送業者がヤマト運輸の場合が多くサービスが良い
そんなわけで、Amazonの商品配送はとにかく早くて正確だというイメージがあります。
しかし、それはヤマト運輸のおかげである場合が多いと感じます。
ヤマト運輸の宅急便では、クロネコメンバーズに入会していれば、最初の配送の途中で日時指定と配達場所の変更が可能です。
これは、ライバルの日本郵便や佐川急便には無いサービスでとにかく強力です。
日時指定の変更が可能
そもそもの話として、注文時に日時指定をできれば問題はありません。
しかし、先程述べたように、現代人はいつ自宅にいられるのかさっぱりわからない人がたくさんいます。
すると、とりあえず荷物を配送して、再配達で何とかしようという人がどうしても多くなります。
この再配達も指定できる枠が2時間もあり、その時間の中でいつ頃到着するのかイライラしがちです。
しかも、配送業者の配達員も受取人のいない荷物を何度も配達しなければならず、非常に大変です。
コンビニ受け取りの利用が可能
そこでコンビニで受け取れれば、近所のコンビニにたとえ夜中であっても好きな時刻に商品が受け取れます。
Amazonの太っ腹なところは注文時にコンビニ受け取りの指定がほぼ可能というところです。
楽天もコンビニ受け取りに対応していると書いてあるのですが、実際にショップで買おうとするとそのようなオプションはほとんど表示されません。
これは、コンビニ受け取りをしようとすると、発送元が配送業者に支払い送料がコンビニに支払う手数料約100円と言われている分だけ高くなるためです。
Amazonでは、個々のショップからAmazonの倉庫に荷物を預け、倉庫からの送料の割合は一括で設定しているようです。
一方、楽天では、発送は個々のショップからとなりますので、送料はショップの負担となりますので、コンビニ受取を希望するユーザーに対応するには個別にコンビニ受け取り分の送料を負担する必要があり、それはショップ単位の契約次第とのことです。
ネットで宅配の再配達で配送業者の負担が大変だというニュースがある時には、「コンビニ受け取りするようにできればいいのに」というコメントが付く場合がありますが、現実問題としてはこの送料問題で難しいようです。
一方で、Amazonであるかどうかに限らず、ヤマト運輸はコンビニ受取が可能です。
しかも、Amazonの注文時には指定できないセブンイレブンでのコンビニ受け取りを指定することも可能です。
これは、セブンイレブンはAmazonとはコンビニ受け取りの契約をしていないのですが、ヤマト運輸とは契約しているからとのことです。
ヤマト運輸で無い場合は大変
Amazonだと日時指定にしろコンビニ受け取りにしろ荷物をすんなり受け取れるのはすごいとかなり身にしみている人は多いと思います。
しかし、これはAmazonのおかげというよりはヤマト運輸がすごいことが後からわかりました。
ヤマト運輸の労働問題で、ヤマト運輸は大幅な値上げをして、荷物の引受数も大きく絞って減らしました。
Amazonは、このために荷物の一部をデリバリープロバイダという個別の中小の配送業者に配達の委託を行いました。
特に東京都内の都市部などで行われたようです。
このデリバリープロバイダは、中小の配送業者であるためか、日時指定どおりに配達されない場合や再配達がなかなか来ないなどの問題がよく起きると言われており、ヤマト運輸のありがたみをしみじみ感じている人が多いようです。
楽天市場でうまく荷物を受け取るコツ
ヤマト運輸の問題は楽天の方にも影響しています。
ヤマト運輸が配送を断るショップがあったり、配送料が値上げされたので他の配送業者に切り替えたりするショップが増えました。
しかし、楽天市場はとにかく楽天スーパーポイントがたくさん付きますので、なんとか活用したいところです。
可能な範囲で楽天市場を活用するコツを説明します。
メール便(ネコポス)をなるべく使う
メール便は封筒など小型の荷物で、家庭の郵便受けに直接投函され、受領確認を行わない仕組みです。
Amazonでは書籍の一部などを除き原則メール便は使わないのですが、楽天では積極的に使われています。
これは通販の利用者はコストに敏感で、メール便は送料が安く送料を無料にしやすいためです。
これには利点と欠点があります。
利点は送料が安いことと、受領確認が無く郵便受けに投函されるため、受け取りの時刻を気にする必要がないことです。
欠点は大きな荷物では使えないことで、郵便受けに入らない場合は再配達になってしまいます。
また、郵便受けに投函されるので、大きな封筒だと少し郵便受けをはみ出してしまった場合、荷物の盗品にあう場合があることです。
このような特徴をよく理解して利用して下さい。
商品発送メールを確認して対応する
楽天では商品購入ページを見ても、配送業者がはっきり書かれていないことがあります。
荷物の大きさなどに合わせて、なるべく安い業者を使いたいせいだと考えられます。
楽天で注文すると受付完了のメールの後で、商品の発送についてのメールが届きます。
ここには、配送業者の名称と伝票番号が記載されており、初めて配送業者がわかる仕組みです。
ヤマト運輸の場合
配送業者がヤマト運輸の場合はラッキーです。
私はガッツポーズして小躍りして回ります。
まず、クロネコメンバーズに伝票番号を登録して下さい。
ヤマト運輸側で荷物を受領し、システムに伝票番号が登録されれば配達日時や配送先の変更が可能になります。
それまではまだ変更できません。
受け取り可能な日時があれば、当日の夜であっても変更が可能ですので、すぐ変更します。
休みの日が決まっていたり、早く帰宅して対応することが可能であれば、そのような日時に変更して下さい。
ヤマトの場合はコンビニ受取が可能です。
ただし、荷物の大きさに制限があり、一番小さい60サイズ(縦横高さの合計が60cm未満で従量2kg未満)しかコンビニ受け取りにできません。
また、貴重品指定のものもできないようで、たまにコンビニ受け取りに変更できないことがあります。
さらに、セブンイレブンでの受け取りは一旦配達された後の再配達の時しか指定できません。
楽天直営の楽天ブックスの荷物はヤマト運輸のことが多いようです。
ファミマでの受け取りが指定できます。
日本郵便の場合
日本郵便の場合は、次くらいに喜びます。
送料の関係か、以前はヤマト運輸で送付してきたショップがかなり日本郵便に変更されています。
ただ、郵便局はやはり最初の配達後でなければ対応が不能です。
不在配達票を見なくても、伝票番号があれば追跡が可能ですので、不在持ち帰りを確認すれば再配達や転送などの指定が可能です。
日本郵便で喜ぶ理由は、郵便局での受け取りが可能なことです。
配達を行う郵便局では、かなりの割合で24時間窓口「ゆうゆう窓口」で受け取ることができます。
配達を行う郵便局が遠い場合は、少し時間がかかりますが、別な郵便局に転送することができます。
これは自宅の最寄りの郵便局などではなく、どこでも大丈夫です。
私は職場のビルに入っている郵便局に転送して、昼休みに受け取っています。
佐川急便の場合
佐川急便の場合は、ものすごくがっかりします。
荷物の転送が不能なため再配達で受け取るしかないからです。
さらに、最初の配達後しか、配達時間の指定ができません。
佐川急便は業務用の配送を主業務にしているので、配送の営業所の担当エリアが広く、再配達を頼んでもなかなか来ません。
佐川急便の配達員の人の労力には頭が下がる思いですが、システム的に不便なのでうんざりします。
楽天ビッグでの注文の場合
これは、一度カメラを注文してうんざりしたので、二度と注文しないと思います。
楽天ビッグの場合は、東京と埼玉の場合はビックカメラの配送子会社が配達します。
一発で受け取れればいいのですが、再配達が悲惨です。
ネットでの荷物の追跡ができないので、不在配達票に書いてある電話番号に電話します。
そして、オペレータさんに再配達の希望時間を伝えます。
後はじっと届くのを待つばかりです。
営業所が佐川急便よりさらに少ないため、電話してもすぐには配達できません。
そういえば、昔はみんなこういうシステムだったなあ、などと感傷に浸ります。
まとめ
そんなわけで、楽天での商品の受け取り方の説明を書いてみました。
同じショップで同じ位の大きさの商品であれば、ほぼ同じ配送業者のようですので、使い勝手が良ければまた同じショップで頼んでみてはいかがでしょうか。
楽天は工夫次第ではとにかくたくさん楽天スーパーポイントが稼げますので、是非利用してみて下さい。